経済的に困窮しているけれど、もっと学びたい、進学したい、そんなとき経済的な支えになるのが「奨学金」でしょう。
家庭の経済状況が子どもにも切実にわかりますから、なかなか進学したいと言い出せない、保護者の方は大学に行かせてあげたいけれど、じゅうぶんな経済援助ができない、お互いに悩むことが多いことと思います。
以前の「日本育英会(現「日本学生支援機構」)」の奨学金は貸与型で、卒業後に返還する、教育ローンの性格を持った奨学金しかありませんでしたが、平成29年度より給付型奨学金が創設されることとなりました。これには家計要件があり、
ア.住民税非課税世帯(家計支持者の市区町村民税所得割額が0円の人)
イ.生活保護世帯の人
ウ.社会的養護を必要とする人(※)
※18歳時点で児童養護施設、児童自立支援施設、情緒障害児短期治療施設(平成29年4月~「児童心理治療施設」に改称)、自立援助ホームに入所していた 人、又は、18歳時点で里親、小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム)委託者のもとで養育されていた人
上記のとおりとなっています。家計要件が厳密ではありますが、給付型が創設されたことは喜ばしいことです。
貸与型の奨学金は、社会に出る前に大きな借金を抱えることになります。働く状況も、正規社員の比率が減り、非正規雇用が増えている現在では、返済が確実にできるかどうか不安定要素の多い状況ですから、できることなら給付型の奨学金を受けたいものです。
給付型の奨学金は、大学独自、公的機関、民間団体など様々なものがあります。そのひとつひとつをご紹介しようと思いましたが、これら奨学金について詳しくまとめたサイトがありますので、そちらをご紹介させていただきます。
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上記のサイト「奨学金.Net」は、給付型奨学金の情報だけでなく、奨学金に関するありとあらゆる情報が網羅されています。申請書の書き方から、日本学生支援機構への返還が難しくなった時の対処の仕方まで掲載されていますので、これから奨学金を受けたいと思っている方だけでなく、現在返還中の方々にも役立つ情報が満載です。きっとお役に立つと思います。どうぞご利用ください。
(「奨学金.Net」様に掲載の許可を戴いています。)