ホームレスの人たちについての映画2作、無料公開中です

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 8月7日、メンタリストDaiGo氏がYouTubeで「ホームレスの命はどうでもいい。いない方が良くない? 人間は自分たちの群れにそぐわない、群れ全体の利益にそぐわない人間を処刑して生きていける」「生活保護の人に食わせる金があるんだったら猫を救って欲しいと僕は思うんで」など、ホームレス状態にある人や生活保護を受けている人々に対する差別発言をし、多くの団体、個人の方々が批判の声をあげました。
 その後DaiGo氏は、謝罪をしましたが謝罪発言の中にも根強い「優性思想」が垣間見え、またもや批判の声が上がりました。
 YouTubeの登録者数が240万人を超える彼の発言は、多くの人に影響を与えるものであり、人々の差別意識を助長するものです。

 これに対し「映像グループ ローポジション」の飯田基晴監督が、このDaiGo氏の発言に対する反論として、また多くの人にホームレス問題を知ってほしいとの思いから、ホームレスの人たちについての2つの映画を無料公開しています。
 この機会に、できるだけ多くの方にこれらの映画を観ていただきたいと思います。

 ・「あしがらさん」https://youtu.be/euXpt3bwAq8
 (無料公開:8月31日まで)
  20年以上も新宿の路上で暮らす「あしがらさん」をひとりの若者が見つめ続けた物語。
    
        (無料公開:9月30日まで)  
   大阪・釜ヶ崎にあるこどもの里が行う「子ども夜まわり」の活動に参加する子どもたちとホームレス生活を送るおじちゃんたちの交流と、子どもたちの変化を追ったドキュメンタリー。

 
飯田監督のTweetを引用します。

飯田基晴@iidamotoharu 8月22日 
 これ以上の犠牲者を出さぬこと、被害者を出さぬことは、支援者や活動家、一部のメディアだけではできません。
 「ホームレス」という特異な人間が路上で暮らしているわけではなく、「私」や「あなた」と同じ「ひと」が様々な事情と失意のもと、路上で暮らさざるを得なくなったうえに、いきなり襲われ、時に「いのち」を奪われるのです。 いまここで、できる限り多くの人とともに声をあげなくては、世の中がますますそっちのほうに流れていく。それが僕たちの危機感です。