11月20日は「子どもの権利条約」誕生の日です

Pocket

本日、11月20日は「子どもの権利条約」誕生の日です。
33年前の1989年のこの日、国連総会において採択されました。

18歳未満の人のことを「子ども」と言います。子どもの権利条約の4つの原則は

①生命、生存及び発達に対する権利(命を守られ成長できること)
すべての子どもの命が守られ、もって生まれた能力を十分に伸ばして成長できるよう、医療、教育、生活への支援などを受けることが保障されます。
②子どもの最善の利益(子どもにとって最もよいこと)
子どもに関することが決められ、行われる時は、「その子どもにとって最もよいことは何か」を第一に考えます。
③子どもの意見の尊重(意見を表明し参加できること)
子どもは自分に関係のある事柄について自由に意見を表すことができ、おとなはその意見を子どもの発達に応じて十分に考慮します。
④差別の禁止(差別のないこと)
すべての子どもは、子ども自身や親の人種や国籍、性、意見、障がい、経済状況などどんな理由でも差別されず、条約の定めるすべての権利が保障されます。
ユニセフのサイトより)
 
 条約を批准した各国政府には、条約の各条項が規定する子どもたちの権利を実現するために、国内法の整備などを具体的に進めることがもとめられています。 

 世界情勢をみると、紛争や戦争はこれらの子どもたちの権利を奪ってしまうものであることを痛感します。平和を守ることが、子どもたちの権利を守ることにつながることがよくわかります。
また、差別なくすべての権利が保障されているかどうか?ほんとうに子どもの意見をきちんときいているか?「子どものため」と言いながら、大人の都合の押し付けになっていないか?など、振り返るよい機会になりますね。